城井ふる里村の家


福岡県と大分県の県境に広がる英彦山系の山々には山と谷が連続した扇状地が連なる。
その扇状地の下流の小高い丘に、先々代より営む養鶏所とその直売所の城井ふる里村があります。

直売所から徒歩で少し下った所に家が建つ。この家は城井ふる里村の事務所を兼ねた住宅で、大量の書類を収納するスペースと将来的にちょっとした飲食店もできるリビングとなっています。
玄関を開けると土間スペースがリビングの横まで繋がっています。

敷地の一部は直売所の駐車場としても利用できるので内部の様子が見えないように、土間とリビングの間の障子を閉じて採光を得つつ間仕切りやすいようになっています。
外側はある種膜のように外壁に窓を配置しています。
リビングは大きな吹抜けがあり、鉄骨階段の軽やかなデザインが象徴的。
階段を上がると先ず、中二階があり、畳の籠れるスペースと大量の書類を収納するスペースがあります。
さらにL字に階段を上がるとご家族それぞれの個室があります。


城井ふる里村の家 敷地面積 537.86㎡ 

延床面積 124.21㎡ 竣工 2017年11月