福間駅前の家

4間角の住宅。中心を強調するように大黒柱を真中に据えて、上下の繋がりの階段、吹抜けを配置した。
1階は広いワンルームのリビングがあり、階段、大黒柱の廻りに家具が配置されるような間取りである。
四隅のコーナーは開口として対角上に窓がある。
中心が強調されてコーナーに開いた住宅である。
水平軒天、方形屋根、ぐるりと廻る庇、戸袋などそれぞれの部位が外部で影を作り、凸凹した表情のある外観となった。
貼り替えやすいように戸袋に木を貼り、自然の風合いが出るようにした。
中心があって外部が強調され、周辺があってはじめて中心が存在する。
このワンルームのような空間で家族が常に一体となって住まう住宅であることを願う。

竣工時期 2008年

施工 長崎材木店