キナリの家1

 

3間×5間角の総2階にその他必要な水廻りの下屋を配置したシンプルな住宅である。
30坪が基本となっており、基本のボリュームを決定しているので、構造のバランスや外観のバランスがとり易い間取りとなっている。
3間×5間の枠内パズルとし、1間グリッドによって室、開口部のパターンを決定する。
昨今の住宅は、種々の法改正で基本的に高性能な住宅が求められている。
そこで重要なのが可変的な間取りであり、それらに対応しうる構造である。
半企画住宅によってあらゆる世代に対して、パフォーマンスを最大限に生かすものである。
新興住宅地においても、景観を損ねず、シンプルな住宅でありながら、無垢木を外観にも部分として付属させる。
オーソドックスな切妻の屋根が、日本の住居のスタンダードでありたい。

竣工時期 2010年

施工 長崎材木店